地方議会と議員の役割

地方議会と議員の役割




現役世代で国政に詳しい方々でも、地方議会の興味関心は薄い。身近な地方議会のはずが、会社勤めの人々は議会を見ることも議員を知ることもできない。陳情請願するにも会社を休む必要があるし、これでは地方自治になかなか参画できないだろう。 via Twitter for Android
2013.07.29 21:52

地方議会は、首長(知事、市長、区長)側の行政部局が予算組みや事業案を提案し議員が議会で決定する。住民の陳情請願の審議はその案件に関連する委員会でやる。ちなみに豊島区の放射能汚染や瓦礫焼却に関してはいつも特定の個人の陳情。これでは住民の関心が低いと役所側が判断しても仕方なかった。 via Twitter for Android
2013.07.29 23:52

子どもの被曝を最小限にするためには役所の力が必要だった。担当部局長らにまずは区内の放射能汚染を認めさせなくてはならなかった。区内政務調査として測定器を購入しママ友らと片っ端から公園の測定を始めた。結果、ミニホットスポットという高濃度汚染部分がたくさん見つかり役所が動く事となった。 via Twitter for Android
2013.07.30 00:02



「豊島区内にはミニホットスポットがある」と議会で2度も一般質問。区長部局の回答は「ありました」と。こちら側で実態を明らかにしたから認めざるを得なかった。その成果あって子どもらに無用な被曝をさせないために、教育施設すべてと区内全公園の詳細測定(地上5cm)と土の除去が実施された。 via Twitter for Android
2013.07.30 00:09

豊島区で現在も行われている放射線詳細測定に至るまでのプロセスを簡単に示した。区長が「安心安全なまちづくり、セーフコミュニティ」を政策重点公約に挙げていた為、街の汚染を除去したいという気持ちも強かったのではと今となっては推測する。しかし住民ー議員ー役所の協動の好例が作れたと思う。 via Twitter for Android
2013.07.30 00:17

そのままの調子で瓦礫問題に取り組んだ。だがこれは止めることができなかった。決定は区議会ではすでにできない状況であったからだ。区では審議も検討もできない。何故ならゴミ焼却は東京23区清掃一部事務組合という区役所とは別組織で決定するからだ。そして東京都の担当部局も関与してくる。 via Twitter for Android
2013.07.30 00:28

区の担当部局長から事情を聞くも「うちの区だけが瓦礫焼却をNOとは言えない」という答え。「被災地の助け合い、分かち合い」の精神で受け入れを拒否するなど有り得ない、という風潮でもあった。そのうち瓦礫拡散の胡散臭い話しが流れてくるようになる。瓦礫利権ではないかと。 via Twitter for Android
2013.07.30 00:31

瓦礫広域処理問題については、大田区那須りえ区議が徹底して追及したのは有名である。私は決定がくつがえされないのであれば、せめて住民側が欲する情報を提供するよう、担当部局や委員会に訴えた。そして区内瓦礫焼却スケジュールと焼却日を事前に議員と住民(区HP等)に知らせてくれる事になる。 via Twitter for Android
2013.07.30 00:43

放射能汚染と瓦礫焼却は地方自治体で努力できることはあった。実際に声をあげてくれた住民は本当にわずかだったが、未来を担う子ども達の為に出来る限り健康被害のリスクを抑える事を(外部・内部被曝予防)やっておかなくてはと考えた。議員の特権をフルに活用し役所に働きかけることができたのだ。 via Twitter for Android
2013.07.30 00:58

住民の皆さんのために日々活動をしている地方議員さんはたくさんいるだろう。しかし、それが表に出てこないため知られていないことのほうが多いかもしれない。たくさんいる地域の議員が普段何をやってどんな成果をあげたのかなど、個人HPやブログで確認してみるのもまた面白いだろう。 via Twitter for Android
2013.07.30 01:06


以上地方議員時代のことをつぶやいてみた。地方議会も議案決定は個人が1票持っている。自民・公明・民主の地方議員の中にはどうしても住民の代表として住民の皆さんのために消費税に反対したい方もいるでしょう。所属する政党のせいで住民を苦しめたり必要な事ができなかったりするのは辛いことです。 via Twitter for Android
2013.07.30 01:30




執筆責任者 片田清志 @katadakiyoshi